施設のご案内
グループホーム輝楽苑は寿宝会の2つ目のグループホームとして、平成15年、12月に御津町御馬に開設されました。
平屋建ての2ユニットで、中庭には畑があります。畑では季節の野菜を利用者様と共に育て、収穫し一緒に調理をしていただきます。ご自分で育てた作物は味が格別なご様子で毎回好評です。
中庭スペースでは日向ぼっこをする方、洗濯物干しを行う方など日々の過ごし方は様々です。施設の外を少し歩けば海が見え、近くの神社にもお参りに行ったりしています。
開設から15年を迎える中で、利用者様を看取る場面が多々ありました。その中でも、グループホーム輝楽苑として今後どのようなケアを目指していくか考えさせられた看取りがありました。それは、突然、余命6ヶ月との宣告をされた方の看取りでした。命の最期を宣告された驚きと、今後どのように過ごしていただくか、職員でいろいろ話し合いました。そこから生まれたグループホーム輝楽苑独自の理念
「共に生きる仲間、旅立ちの日まで、真心こめて、今日1日に想いを込めて」
今日と言う日は二度と来ません。今日が最後となるかもしれないという思いで、今日を精いっぱい過ごし後悔が少しでもなくなるようにとの思いで作り、現在もその思いで介護にあたっています。「出会ったら最後まで」を胸に、その方その方の人生をよりよく過ごして頂けるよう職員全員で考え、いわゆる「問題行動」と言われる症状がある方もその原因を把握し、その原因に対するケアのあり方を考え、「1人の大切な方」と言うことを胸に日々取り組んでいます。